>ホースにオイルがにじんでいる。地面にオイルのシミがある

消耗品 ホースや部品の間からからオイルが漏れていないか点検しましょう。

交換目安004800(h)(約2年)

加圧とホースの屈曲により、補強層(ワイヤメッシュ)のワイヤが摩擦及び金属疲労で局部的に破損します。
補強層の強度低下により、ホースが損傷しオイルを噴出することがあります。

定期点検で異常がなくても、ホースは老化するため定期的に交換しましょう。
トヨタL&Fの油圧ホース定期的交換期間は、JIS B8360解説の「ホースアッセンブリの交換」の考え方を踏襲して2年毎としています。
使用条件が厳しいところでは、お客様と協議の上2年よりも短い交換期間を設定しているところもあります。

交換時期を過ぎても使用し続けると...

油圧ホースは一般的に4重構造(ワイヤーメッシュが2層と内外皮ゴム層)になっています。

油圧ホースは一般的に4重構造(ワイヤーメッシュが2層と内外皮ゴム層)になっています。

加圧と伸縮が原因でワイヤーが摩耗・金属疲労を起こし断裂すると、外皮ゴム層をオイルが突き破り、噴出します。

加圧と伸縮が原因でワイヤーが摩耗・金属疲労を起こし断裂すると、外皮ゴム層をオイルが突き破り、噴出します。

ホース破れのパターンは主に3つが考えられます。

①外側のワイヤメッシュが先に痛んだ場合は、ホースの表面にふくらみが見られるケースが多く、定期検査で発見は比較的可能です。

②内側のワイヤメッシュが先に痛んでいた場合は、ホースの表面にふくらみなどの予兆が見られないため、定期検査での発見は非常に困難です。
 そのまま使用を継続すると、外側のワイヤメッシュが痛みかけた時にオイルが噴出し、商品を汚損するなど、甚大な被害が発生してしまいます。

③内側のワイヤメッシュが痛みかけて、ワイヤが内側ゴムに刺さると、ホースの屈曲の繰返しにより、刺さったところを起点に、内皮に亀裂が発生します。
 ほぼ同時に外側のメッシュも痛んでワイヤが外側に刺さった所や、ゴム厚さが薄いところに穴があき、オイルが霧状に噴出します。これも予兆が見られないため、定期検査での発見は困難です。

点検で異常が見られなくてもホースの劣化は進んでいます。
冷蔵庫車、塩分の多い水産物や漬物を扱う車、作動油温度が高くなるクランプ系アタッチメント付き車は特に注意が必要です。

お近くのL&F販売店にお問い合わせの上、定期的な交換を強くお勧めします。